禁酒日。
タイに住んでいると、いつも突然のように訪れるこの特別な日。
【初めてフリー素材のサイトから、それらしき写真をダウンロードして使ってみました】
なぜ突然のように訪れるのかと申しますと、そんなにタイの1年間の禁酒日をきっちり把握していないからなんですね。
そこで今回は、もしかすると私みたいな方が他にもいらっしゃるのでは?と思ったので、その、禁酒日、について徹底的に調べてみました。
タイの禁酒日~2018年~
3月
3/1(木)マカブーチャ(万仏祭)-禁酒日-
※マカブーチャとは、仏教において特別に重要な日のようです。
詳しい内容については専門用語が多すぎて説明の仕様がないレベルでしたので、
興味のある方は調べてみて下さい。
毎年陰暦3月の満月の日がこの日に当たるとのことです。
5月
5/29(火) ヴィサカブーチャ(仏誕節)-禁酒日-
※ヴィサカブーチャとは、仏誕節とある通り、仏様の誕生日なのだそうです。
確かに、仏様にビールで乾杯!みたいな祝い方はそぐわないですよね。
7月
7/27(金) アサラハブーチャ(三宝節)-禁酒日-
※アサラハブーチャとは、お釈迦様が初めて弟子に仏法を説いた日なのだそうです。
仏教の始まりの日、といったところでしょうか。
7/28(土) カオパンサー(入安居)-禁酒日-
※カオパンサーとは、お坊さんが修行に入る日なのだそうです。
これから頑張るお坊さんの為に、私たちも禁酒しましょう、
という感じなんですかね。ちなみ7月は2日連続で禁酒日になります。
10月
10/24(水) オークパンサー(出安居) -禁酒日- (祝日ではありません)
※オークパンサーとは、カオパンサーから3か月間寺にこもって修行した日々が
終了する日のようです。また、仏歴上の雨季明けにも当たるそうですが、
なんとこの日は祝日でないんだとか。意外ですね。
と、このように決まっているようです。
これ以外にも、前国王がご崩御された日が禁酒日になったり、結構イレギュラーで禁酒日が追加されるようです。
そんなわけで、これら以外の仏教に関係のない祝日の前日などにタイの人に、
「明日は禁酒日ですか?」
と訪ねると、
「多分、大丈夫です。」
と、曖昧な答えが返ってきたりします。
こういう文化は日本にはないので、こうしてタイの禁酒日が仏教の特別な日にちなんでいること、イレギュラーで禁酒日が発生するワケを知ると、納得して禁酒日を素直に受け入れられる気がします。
ちなみに禁酒日とは言っても、厳密には販売が禁じられているだけで、自分で持っているお酒は基本飲んでも大丈夫、みたいなルールらしいです。
こういったタイの独特な大らかさが、私は大好きです。
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