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ソンクラーン(タイの水掛け祭り)ってそもそも何なのか調べてみたら、めちゃめちゃ奥が深かった件

ソンクラーン(タイの水掛け祭り)、ってそもそも何なのか?

 

そんなのWikipediaで調べたらすぐにわかってしまいそうな話ですが、今回、私はあえてそこに触れていきたいと思っています。

 

一般的にソンクラーンとは、タイの旧正月(4月13日~15日)に行われている、ほぼタイ全土で展開されていると言っても過言ではない、

めっちゃ凄い一大水掛け祭り

の事ですが、水を掛けるという行為の由来としては、仏像や年長者の手に水を掛け、罪や不運を洗い流す、という習慣から来ているようです。

 

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【毎年KARINのロビーに置かせて頂いている、水掛け用の仏さま】

 

そこで気になるのは、この祭りはそもそもいつから始まったのか、についてですが、

なんと!!!

どこをどう調べても、何にも情報が出てきません!!

 

どうやら、そういう記録が全然残ってないっぽいです。

 

いつから、とかそういう事についてはもうよくわからないので、別の方向からソンクラーンについて調べを進めてみたところ、実はお近くの国々に、ソンクラーンにそっくりな祭りがあることを知りました。

その名は、

 

ホーリー祭り】

 

こちら、インドやネパールに古くから存在する、毎年3月に行われるヒンドゥー教の春の祭りなのだそうですが、この祭り、

顔に色粉を塗ったり、色水を掛けたりする祭り

だそんなんですね。

 

ていうかもうこれ、色があるっていう事以外、

 

ほぼソンクラーンじゃん!!

ソンクラーンも白い粉顔に付けたりするし。。

 

なんだか物凄く、この2つがめっちゃ関係してそうな予感がするのですが、タイは仏教の国、自分の知っているタイ人の中で、ヒンドゥー教徒の人を知りません。


そこでタイとヒンドゥー教の関係を調べてみたのですが、実は、物凄くタイはヒンドゥー教の影響を受けていることが判明しました。

 

そもそもバンコクの正式名称が、

 

กรุงเทพมหานคร อมรรัตนโกสินทร์ มหินทรายุธยา มหาดิลกภพ นพรัตน์ราชธานีบุรีรมย์ อุดมราชนิเวศน์มหาสถาน อมรพิมานอวตารสถิต สักกะทัตติยวิษณุกรรมประสิทธิ์

(バンコクの正式名称です)

 

日本語の訳としては、

 

インドラ神がヴィシュヌカルマ神に命じてお作りになった、

神が権化としてお住みになる、

多くの大宮殿を持ち、

九宝のように楽しい王の都、

最高・偉大な地、

インドラ神の戦争のない平和な、

インドラ神の卓越した宝石のような、偉大な天使の都

 

という意味を持つそうです。。

 

なんか、正直よくわかんないですね。

 

どうやらインドラ神というのは、バラモン教ヒンドゥー教の神様。

つまりバンコクは、バラモン教ヒンドゥー教の神様が作った都、なんですね。

 

バンコクが神様の作った都だった、っていうのも凄いですけど、そこは仏様じゃないんですね。

 

これを機に、

タイ=仏教

っていう固定観念は捨てなきゃ、って思いました。

 

というかそもそも仏教も、元々はバラモン教から派生した宗教なのだそうで、タイの文化を紐解いていくと、ヒンドゥー教や仏教などインドから流れてきた文化の影響を受けており、それらをハイブリッドした形になっているため、たくさんの文化的背景を持っているのだそうです。

 

つまり、ソンクラーンてそもそも何なのか、という問いには、

ヒンドゥー教の春の祭り、ホーリー祭りが由来である可能性が非常に高い、という答えが最も適切なのではないか、と私は考えます。

 

答えとしては判然としない感が凄いですが、ソンクラーンについて掘り下げることで、色々とタイについて勉強になることがたくさんありました。

 

祭りや記念日には、長い時間によって形成されてきた深い歴史が存在し、その中にはその国や地域の、らしさ、みたいなものが詰まっていることに気付いたので、またこういったタイのお祭りや記念日について、掘り下げてみるっていうのを引き続きやっていきたいなと思います。


 

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