イチローの引退会見に感銘
シラチャのソフトボールチーム
【シラチャーマリンズ】
の一員である私ですが(ほぼ幽霊部員で大変かたじけないですが。。)、そんな野球小僧である私にとって、というか日本中で、人々が騒然となる出来事がございました。
そうです、
イチローの引退です。
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イチローがヒットを打つたびに、いつも心を弾ませていました。
同じ日本人として誇らしい、そんな気持ちが自然と湧き上がり、無意識にどこかで心の支えとなっていたイチロー。
正直な話、私は子供のころからサッカー一筋で、野球とは一切関わりのない人生を送ってきました。
しかしそんな私でも心を鷲掴みにされる、そんな国民的なヒーローの引退。
とてもやるせない気持ちになりました。
ならばせめてと、引退会見だけはしかと目に焼き付け、その現役去り際のヒーローから発せられる言葉を心にとどめておこうと、会見の30分前から部屋で待機しておりました。
1時間24分6秒。
Youtubeで確認したところ、これだけの長い時間引退会見をしていたのだと後から知りました。
それはとても長い会見でございましたが、私にはとりわけ終了間際の、イチロー選手のとある発言が大変心に突き刺さりました。
それは最早、他に何を言っていたのか、全て忘れてしまうほどのインパクトだったのです。
その内容について、以下に記させて頂きます。
アメリカに来て、メジャーリーグに来て、外国人になったこと、アメリカでは僕は外国人ですから。このことは、外国人になったことで人の心を慮ったり、人の痛みを想像したり、今までなかった自分が現れたんですよね。この体験というのは、本を読んだり、情報を取ることができたとしても、体験しないと自分の中からは生まれないので。
孤独を感じて苦しんだこと、多々ありました。ありましたけど、その体験は未来の自分にとって大きな支えになるんだろうと今は思います。だから、つらいこと、しんどいことから逃げたいというのは当然のことなんですけど、でもエネルギーのある元気のある時にそれに立ち向かっていく。そのことはすごく人として重要なことではないかと感じています。
※イチロー引退会見より引用
タイで暮らしながら、働きながら思っていたこと、色んなことを、本当に短い言葉で肯定し、背中を押してもらった気がしました。
また、いつも親切にしてくださるシラチャ・バンコクの方々の思いにも触れられた気がしました。
日本からこっちに来てしょっちゅう、
なんでこっちの日本人の方々って、いい人ばかりなんだろう?
って時々疑問に思っていたんですが、きっとこちらで大きな苦労を乗り越えてこられている方たちだからこそ、私のような空気の読めない得体のしれないポッと出の新参者に対してでさえ、慮り、想像し、応援してくださるのだなあと、大変合点がいったのでした。
これまでにたくさんの前向きなエネルギーを与えてもらった、また、選手生活の最後にこんなに大きな気付きをくれたイチロー氏には、ありがとうございました、と深く心より述べさせて頂きたいと思います。
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