【ダイエット企画失敗の禊】ピコ太郎、シラチャから徒歩でパタヤへ!!
前回の記事の続きですが、去年から取り組んでおりましたダイエット企画の失敗に伴い、
その禊として、
シラチャからパタヤまで約30キロ歩く
という事を行うと決めました。
しかしただ歩くだけでは仕方ないので、どうせなら昨年日本から買ってきた、
年末の宴会用のピコ太郎コスチュームでトライしようという事にしたのです。
1月7日土曜日、朝6:00起床。
起きた瞬間から気合いが入っていました。
(よし!やるぞ!)
そして衣装の確認です。
衣装を取り出すのは昨年末の飲み会以来。
するとその直後、最悪の事態が訪れました。
サングラスがありません
朝早く出発し、明るいうちにパタヤに着けるよう考えていたのですが、早速の大失態。
何故前日に衣装を確認しなかったのか?
早くも泣きそうな精神状態になってきました。
結局そのままお店が開くまで9時頃まで待って、メガネ屋さんに直行。
お店に入り、
“私はPPAPのサングラスが欲しいです”
というと、
それらしきサングラスを見繕っていくつか持ってきてくれました。
近からずとも遠からずといった感じですが、それっぽいサングラスが見つかりました。
店員さんは試着している間にもより良い物を探し続けてくれました。
結局先ほどのサングラスに決定。
店内のお手洗いをお借りして全部着替えさせてもらうと、
意外とそれっぽくなりました!
お値段は、
2900バーツ(PLAY BOY製)と泣きそうになってくる金額でしたが、引き返すことは出来ないので思い切って購入。
午前十時頃、こうしてようやくロビンソンを出発したのです。
しばらくロビンソンからスクンビット沿いを南に歩いていたのですが、歩道が狭く歩きづらかったり、景色も代わり映えしないので海沿いに出てみよう、と思い、とりあえず海方面に歩いて行きました。
海まで出ると気分爽快!
急にリゾート気分を味わうことが出来ます。
途中私に興味を示してくれた少年と一緒に写真を撮り、
楽しい旅の始まりを予感しながら少年と別れると、その先に大きな廃墟が見えてきました。
このまま海沿いを歩いて行くには、どうしてもこちらを通らねばなりません。
近づいていくと、なんとこの廃墟の中からたくさんの野犬が一斉に飛び出してきました!
全速力で引き返しましたが、犬の方が若干速い!
このままでは確実に追いつかれて咬まれると思い、
立ち止まって威嚇してみました。
そうすると不思議なことに、襲ってきた犬たちが一斉に逃げて行きました。
咄嗟の判断が功を奏しました。
どうやらこの衣装、犬が警戒してしまうらしく、
その後何度となく犬に吠えられ、何度となく犬と格闘することになったのでした。
そんなわけで結局海沿いは危険が多すぎるので、元々歩いていたスクンビット通りに戻る事にしました。
スクンビット通りには犬ではなく猿が居りました。
猿からもキーキー吠えられましたが、犬に比べたら可愛いものです。
そんな時、モーターサイではない一台のバイクが私の横に停まりました。
「君、こんなところで何やってるんだ?危ないから俺の後ろに乗りな。途中までタダで乗せてってやるから。」
と、英語で、そして心配そうな表情で私に後ろへ乗るよう促して来ました。
いきなり英語で話しかけてくるという事は、完全にタイ人ではないということを確信していたのでしょう。
シラチャでこういう突拍子もないことをするのは、決まって外国人なのでしょうね。
そんなお誘いを事の経緯を説明し丁寧にお断りすると、
笑顔で励ましてくれました。
記念の一枚。
実はこの後3台のバイクが同じように停車し、途中まで乗せて行ってやると声を掛けてくれました。
こんな得体の知れない人物に声を掛けるどころか、助けてあげようとする優しいタイ人が多くて私は感激したのでした。
その後歩き始めてから二時間程が経過し、
のどが渇いてきました。
水分補給をしようと思っていたところ、
タイミングよく道上に喫茶店が見えてきました。
「サワディーカーップ!!」
と、とびきり大きな声で挨拶してみたところ、
お店の中からいっぱい女性の店員さんが出てきました。
皆、不思議そうな目でこちらを見てくるので、
思い切ってPPAPの音楽を流して踊ってみました。
ですがこれがややウケ。
これに焦り拙いタイ語でコミュニケーションを図ってみた所、
へんな外人がへんなタイ語を話すのが面白いようで、
そこから一気にみんなが笑顔になって行き、場の空気が一変したのです。
そしてみんなで記念撮影!
拙くとも一生懸命伝えようとする気持ちが良かったのかもしれませんね。
ここの喫茶店の店員さんたちとは、一瞬にしてめちゃめちゃ仲良くなれたのでした。
その後レムチャバンのハーバーモールに立ち寄り、
ネックレス売り場
イケメン美容室
などを廻り、ひと時の憩いを満喫したのでした。
それから段々と足がきつくなってくる中、
なんと、弊社の佐渡社長がご一家で応援に駆けつけて下さったのです!
私の無茶な行動をご家族で心配して下さっていたようで、それでも制止する事はせず、私のやりたいようにさせてくれました。
そんな気持ちが嬉しくて、私の耐久力は全快に!
ただここまで一人で来た分、別れが辛く、
どこか背中が寂しそう。
しかしもうここまで来たらもう一息!
最後の力を振り絞りました!
そしてようやく、
セントラルパタヤ到達!!
空は真っ暗になってしまいました。
明るいうちは声援や笑いが起きていたものの、暗くなった途端、一気に怪しさが増し、絡もうとする人がほとんど現れなくなってしまいました。
それでも、
ダンス集団に自ら飛び入り参加したり、
セントラルフェスティバルで光と戯れたり、
ウォーキングストリートで、
大道芸を応援したり、
ムエタイショーに歓声を上げたり、
積極的にパタヤの色々なイベントに参加していくことで、孤独になることなく、周囲と一体となって騒がしい夜を過ごしたのでした。
終了時刻
午後8:00。
約10時間の長旅は、しんどいながらも様々な出会いに遭遇出来た楽しい禊となったのでした。
しかしゴールして安心した瞬間には、足が凄まじい筋肉痛に襲われました。
これもトレーニングを怠ってきた過去の自分の行いのせい。
これを戒めとして、今後もよりいっそうダイエットに勤しむことをパタヤに誓うのでした。
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