シラチャで駐在の達人になる!!

タイ・シラチャの日本人駐在員向けホテル"KARIN HOTEL & SERVICED APARTMENT"のスタッフが、駐在の達人を目指す日々を綴るブログです。KARIN公式ホームページURL→http://karinsriracha.com/

タイのコロナ対策に大きな成果が出ている件について

レストランにマッサージにゴルフ。3月末から何にも出来なくなり、とてもつらく、とてもつまんない日々が続いているタイでございます。

 

しかしながら、チョンブリーでは5月1日からついに、先にあげました業種を含む、ほとんどの業種で営業が可能になるようです。(まだ突然延期になるかもしれないので100%ではありません)

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【ゴルフ再開は本当に嬉しいですね!私のような下手でも!】

 

日本ではまだまだこれからがピークといった状況ですが、一時まではほぼ同程度の感染者数であったにもかかわらず、何故ここまでタイと日本で状況が違ってしまったのでしょうか?

 


まず間違いなく、原因の一つに政府の対応があると思います。

3月26日のタイでの緊急事態宣言発令時、中々厳しい制限が課されましたが、その後も度々、

 

ハイ!今日からお酒買えないからねー!

 

みたいな、突然当日にタイ政府が発表して、お酒が一切どこでも買えなくなったりしましたが、そういうことが度々突然発表され、一体今後突然どんなトンデモ発令があるのだろうかと、戦々恐々とした日々を過ごしておりました。

 

そんな時に日本ではレストランもカラオケもパチンコも、当然お酒もOK。

なんて羨ましい国なんだろうと思いましたが、結果的にはそんなタイ政府の対応が功を奏しており、タイ国内のコロナ患者はすごい勢いで減少し、シラチャのあるチョンブリ県に至っては、感染者0人という日が続くようになってきました。

 

そういったこともあり、このままいけば5月からは、いつもの楽しい平和なタイが戻りつつありそうな気配です。

 

この両国の政府の対応の違いにより、コロナの感染状況に大きな差が生まれたように見えますが、タイに居住していて、タイの人たちと関わっていると、この差はそれだけの問題ではない、と感じさせられます。

 

まず、日本でもコロナ感染者が出だして騒がれ始めた当初、日本のニュースなどを見ていると、

 

「そんな大騒ぎすることじゃない」

「3月には温かくなってインフルエンザと同じようにコロナも消滅する」

「感染させるだけさせて、免疫作ればいい」

 

そういったことが普通にテレビやネットニュースなどで流れていました(一部であり、全部が全部ではないですが)。そういった報道がされるからには、日本ではまだまだそこまで危機感が高まってはいなかったものと感じています。

 

そんな頃、タイでは「コロナ!コロナ!」と、オバケでも怖がるかのように皆が皆恐れ、異常に警戒していました。WHOなんか知らない!怖いものは怖いんだ!といった感じで。

 

そういった土台もあって、国の厳しい対応もタイ人は粛々と受け入れ従っていたように感じます。

 

どうしても政府の対応の違いに目が行きがちですが、この、それぞれの国民の一人一人の危機感の違いにこそ大きな差が出たように感じます。

 

本当に個人的な見解ですが、この大きな差は私的に、自分の役目を果たそうと少々の犠牲ならば堪えてしまおうとする日本人の、タフな精神が仇になったような気がしてなりません。

コロナ程度で何もかもストップさせてはいけない、といった考えが、多くの日本人の中にあったのではないでしょうか?

 

危機とはそもそも何なのか、日々日本の人が当たり前のように犠牲にしているものは、本当にそんなに小さなものなのか、今はそういったところを見つめ直す良い機会でもあるんじゃないかと、そんなことを考えてしまうのは、このコロナ期間中に暇で見てハマってしまったHip Hopの影響がとても大きいのですが、この新型コロナウィルスが蔓延している中、タイの日系のホテル&サービスアパートとして、感染防止対策と同じくらい、本当の意味でお客様の課題に向き合うということについて考え直し、施設として成長するチャンスだと感じています。

 

今もまだつらく厳しい状況ですが、こんな特殊な状況下でこそ見つかるプラスを、少しでも多く見つけていきたいと思います。

 

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