東京オリンピック開幕
始まりました。東京オリンピック。
コロナで開催すら危ぶまれ、1年の延期が決まり、その後も直前まで多くの問題が噴出した中でようやく漕ぎつけた五輪。
世の中のコロナ疲れが根底にありながら、五輪にまつわる政治と金的なゴタゴタや、不適切な発言の発覚による多くのクリエイターたちのお粗末な降板劇などと、もうオリンピックも見る気が失せるような下ごしらえが整い過ぎた状態で始まってしまいましたが、個人的には思った以上にオリンピックを楽しめています。
TVで選手たちの、全力で、必死に戦う姿に感動しながら、
(あれ、なんか過去にもこんな気持ちを味わったことがあるな)
そんな既視感に襲われていました。
これはなんだろうと少し考えてみたら、それはすぐに判明しました。
2011年3月11日東日本大震災。その約半月後に行われたサッカーのチャリティーマッチをTV観戦した時、憔悴し、先の見えない不安の中で、大嫌いな三浦知良選手がゴールし、大嫌いだったカズダンスをTV越しに目の当たりにして、自分でも意味が分からない程それに号泣し感激してしまった、あの時の感覚にソックリだったのです。
カズ選手に感激した時と同じように、国籍問わずどんな選手でも、不安も恐れも抱えながら、ただひたむきに、一歩でも前に進むために勇敢に戦う姿を見ているだけで、心が奮い立ち、自分も頑張らねばという思いに駆り立てられたのです。
よく考えてみれば、この様々な問題の中で、誰より振り回され、苦しんできたのは選手たちだったのだなあと、メダルラッシュに感激しつつ、今頃になってお恥ずかしながら気付かされました。
選手たちが全てを受け入れ、この日の為に文句も言わずひたむきに努力してきた頃、私は自分の中にある不快感を、ただゴミ虫のように吐き出すばかりでした。
いい加減マスクを外したい、今までみたいに遊びたい、コロナさえ無ければ多分彼女が出来ていたなど、もはや荒唐無稽な、コロナではなく自身の問題をさも世の中が悪いせいかのように考えていた節さえありました。
この五輪問題に、選手たちの頑張りを埋もれさせることだけはしてはいけないなと思うので、私は今回、出来る限り多くのオリンピック種目を視聴していきたいと思っています。
終わったらその時はまた、五輪のずさん運営の戦犯探しでもなんでも、したらいいと思います。
今は、こんな状況下でも立ち向かう、多くの選手たちの表情や言葉を、素直にしっかりと焼き付けておきたいと思います。
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